紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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  <紀伊半島の巨木を訪ねる>

 和歌山県那智勝浦町 熊野那智大社の大クス

 和歌山県那智勝浦町にある熊野那智大社は、那智山を望む南側高台にあり、那智スカイラインで登ることができる。この高台の瀧見寺から、那智山に降った雨が南面の崖から落下して那智の滝となるすばらしい景色を眺めることができる。

 熊野那智大社は、熊野三山の1つであり、古来から信仰を集め、熊野那智大社に詣でる人達が長い列をなして登ってきたのが、まるで蟻の行列のように見えて、「蟻の熊野詣(もうで)」という言葉が生まれたほどであった。

 熊野那智大社は、2004年に高野山などとともに「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。

 
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 那智の滝を見た後に、さらに少し登ると熊野那智大社が鎮座している。華麗な社殿の朱色と、クスの葉の緑がよく調和している。

 このクスの巨木は、平家による熊野三山造営の折に平重盛によって手植えされたものに由来すると伝えられている。
 この大クスの根元は空洞になっていて、人が通れるほどである。

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